ブログ

2023.05.14

スポーツ用マウスピース

最近入学後の時期ということもあり、九州大学の学生さんから「スポーツ用のマウスピースは作れますか?」というお問い合わせを複数いただいたので、ブログでご紹介したいと思います。

スポーツ用マウスピースには、
①衝撃からの外傷予防を目的とした口腔内を守るプロテクター
②マウスピースを着用することで約20%パワーがアップし、パフォーマンスを向上させる
という2つの効果があり、コンタクトスポーツをされる方に特にお勧めとなります。
市販のマウスガードもありますが、こちらは安価で手軽に使えるのが大きな利点です。しかし適合が悪く、異物感、発音障害、呼吸障害などが起こりやすいため使用感はあまりよくありません。
一方当院で作製するマウスピースは型取りをしてお口の状態にあったものをお作りするため、使いやすいものになります。
当院で作製しているスポーツ用マウスピースは大きく分けて2種類あります。
①通常のスポーツ用マウスピース(約3千円)
こちらは型取りをして、模型上で作製します。基本的に調整などは行いませんので、衝撃からの外傷予防を目的とした口腔内を守るプロテクターとしてお使いいただきます。
また、透明なものでのみの作製となり、色は選べません。
②カスタムメイドマウスピース(約1万円)
このマウスピースは、日本スポーツ歯科医学会が提唱する標準的で適切に製作されたマウスガードのコンセンサスに則って製作を行います。
なお、スポーツ競技別マウスガードの取り決めに関しては下記をご参照ください。
sports_mg.pdf (kokuhoken.net)
製作方法ですが、まずレントゲンで顎関節や嚙み合わせの状態を確認してから型取りを行います。
作製後は口腔内で嚙み合わせの調整を行い、パフォーマンスアップの効果が期待できます。
色もサンプルの中から選んでいただけますが、色によって金額が多少変わります。
また、作成後のお手入れも重要です。
使用後は基本的に水洗していただき、時々マウスピース専用の洗浄剤を使用していただくとより衛生的です。
また乾燥状態で通気性の良いケースで保管しておくといいでしょう
マウスピースは熱で変形することがあるため、高温の場所は避けていただきたいです。
マウスピースは消耗品です。大切に使っていただくとより長く使えますが、それでも嚙む力が強い方は数か月で破れることがあります。
逆に、それだけ強い力から歯を守ってくれているということでもありますので、スポーツをされている方やジムに通っている方などはぜひ作製をご検討ください!
2023.01.28

前歯のセラミック治療

上の前歯は一番目立つところであるため、皆さんも歯の中で一番気になるところではないかと思います。

通常は色が気になる場合はホワイトニングを行いますが、それだけではどうしても改善しない場合や、後戻りが気になる場合はセラミックの被せ物をして改善する方法があります。

それでは、実際の症例でご説明します。

 

この方は、色々気になることがあり来院されましたが、虫歯と歯周病があったため、まずはそちらの治療を完了しました。

虫歯の治療は終了しましたが、歯の色や歯並びが気になるということでしたので、セラミックの説明を行い、同意が得られたため治療を行いました。

前歯4本を削ってプラスチックの仮歯を装着し、この状態で歯の長さや出具合を確認していただき、大体の形が決まってから型取りを行います。

当院では、最新の口腔内スキャナーを用いたデジタル印象を行っており、患者さんの口腔内と仮歯の状態をスキャンして画像を読み込み、その画像を重ね合わせて、専門の技工士さんに作成していただきます。

セラミック装着後の写真です。

見た目の改善はもちろんですが、歯並びも同時に改善されました!

今回は1本のみ神経を除去し、3本は神経を保存して治療を行いました。

神経の処置も含めて、治療回数は8回です。

神経を残せるかどうかは、歯を削る量や、年齢によっても変わります。

今回のように神経を多く残せた場合は歯の寿命に影響は少ないと考えますが、やはり神経を取ってしまうと一般的に歯の寿命は短くなってしまいます。

そのため、セラミックの被せ物を行う場合には、事前によく相談し、メリットデメリットを比較して治療を行うか決めていただく必要があります。

セラミック治療が適応になるかどうかはケースバイケースですので、まずは一度ご相談ください!

にしおか歯科医院

092-807-3748

2022.10.16

九州デンタルショー

先日は土曜日の午後を休診とさせていただき、スタッフと共に九州デンタルショーに参加してきました!

 

ここでは年に1回様々な歯科関連のメーカーさんが集まり、最新の歯科材料を紹介してもらえます!
コロナ禍もあり、ここ2年間は開催されていなかったので久しぶりの開催でした。
歯科医師、歯科衛生士、歯科助手、受付それぞれ興味がある分野に関する最新情報を聞いたり、最新機器を紹介してもらい、とても有意義な時間を過ごせたと思います!

 

歯科衛生士は特にメインテナンスに関する講演を聞いたようで、『患者さんのセルフケア』の大切さを再認したスタッフが多かった様です。
365日(計8760時間)において自分達がメインテナンスに関われる時間はごく数時間(3ヶ月ごとのメインテナンス来院の方なら4時間程度)。いかに患者さんがご家庭でセルフケアをしっかり行えるかがとても大事ということを感じたそうです。
『どうすれば患者さんがセルフケアがしやすくなるか、頑張ってもらえるようにアドバイスできるか…』担当患者さんの顔を思い浮かべながら、明日からの診療への志を新たにしたのではないでしょうか。

 

歯科材料のブースでは、現在当院で使用している器具の新情報や新しく発売される器具がないか説明を聞きました。
現在当院においている清掃器具のラインナップに、『ブリッジを装着している患者さんや、ご高齢で器用にフロスを使うことが難しい方』にオススメできるものが足りないと感じているスタッフが多かったのですが、今回、簡単に口腔内清掃で使えるような補助器具があったそうで、導入の検討をしたいと話しているところです。
その他、患者さんにオススメできる情報や清掃器具は是非ご紹介していきたいと思います!

 

受付・助手スタッフは患者さんが快適に院内で過ごすためという視点でデンタルショーを回っていました。受付スタッフは特に最近導入した新しい予約システムに関する説明を受けており、患者さんが予約を取りやすくなるためのシステム作りを目指しているところです。患者さんにとって有益なものを取り入れ、還元していきたいと思います!


追記
すぐにでも導入できることや、なかなか叶わないこともありますが、スタッフ皆が患者さんのためを思って半日を過ごしてくれたこと、今後の展望を考えレポートにまとめてくれたことをうれしく思った日になりました。日頃頑張ってくれているスタッフ皆に感謝です!!

2022.06.05

マウスピース矯正①

今回は、マウスピースを用いた症例の治療結果をご紹介したいと思います。

 

マウスピース矯正に関する情報は、以前の記事でご紹介しているため、こちらをご参照ください。

※現在無料診断は終了しました

マウスピース矯正無料診断

 

①上顎前歯のみの矯正

やはりみなさん一番気になるのは、前歯の歯並びだと思います。

特に上の歯が最も目立つため、費用面でも抑えられる、上顎前歯のみの矯正を希望される方が多いです。

噛み合わせとの兼ね合いもあるため、上だけではできないケースも多いのですが、上だけの矯正で無事終了した方をご紹介します。

ワイヤー矯正は痛そうなので、ということでマウスピースを使った矯正を希望されました。

下の歯並びも良くなかったのですが、左下に写っている出っ歯を抜歯して、上のみマウスピース矯正を行うこととしました。

 

術前診査を行い、治療に同意が得られたため、治療を開始しました。

治療終了後の写真です。

上の歯が綺麗に並んでいるのはもちろんですが、矯正装置を使っていない下の歯並びも改善しています。

治療前と治療後の比較写真です。

治療中は毎日鏡で見ているため、あまり実感がなかったそうですが、こうして見比べてもらうと一目瞭然で、とても喜んでいただけました!

結果的に治療は8回(約8ヶ月)で終了しています。

治療費の総額は、診断料5,000円、上のみの矯正治療8回200,000円、保定装置20,000円で、計225,000円(税別)でした。

気になる方はまずお口の状態を見させていただき、矯正が可能そうであれば5000円で診断後、治療期間と費用の提示を行い、同意が得られれば治療開始という流れになります。

相談は保険診療の範囲内で行えますので、歯並びが気になる方は一度ご相談ください!

2021.12.06

インプラント治療症例

今回は、当院で行なっているインプラント治療症例についてご紹介します。

 

まずは大前提として、当院では3名の歯科医師が専門的な治療を行い、出来るだけご自分の歯が長く残せるよう最善を尽くします。3名の歯科医師で症例検討を行い、患者さんの大切な歯を長持ちさせる方法がないかを考えていきます。

しかしながら歯の保存にも限界はあり、どうしても抜歯しなければならない場合があります。抜歯後の欠損部には何らかの方法で新しい歯を作る必要があります。

 

その方法の一つがインプラント治療であり、多くの場合費用面を除けば最適な治療方法となります。

 

現在ではインプラント治療も普及し、多くの歯科医院で行うことのできる治療となっていますが、当院で行うインプラント治療の特徴としては、

①歯周病専門医が在籍しており、重度の歯周病により抜歯箇所の骨量が少ないケースでも人工骨を用いて骨量を増加させ、最適なインプラント治療を行うことができる。
②九州大学のインプラント・義歯補綴科出身の先生が在籍しているため、見た目も自然なインプラントの被せ物を製作することができる。

ことが挙げられます。

 

インプラントは人工物なので歯周病や虫歯にならないと思っている患者さんがいますが、それは違います。確かに虫歯にはなりませんが、口腔内が汚いとインプラント周囲も歯周病を起こします。そのためインプラント治療後にはメインテナンスや後のフォローアップが欠かせません。当院の強みとしては、歯周病専門医により正しく指導され・理解し、技術を習得している衛生士がしっかりと口腔ケアのお手伝いをしていきますので、治療後のフォローアップが充実しています。

さて、症例を紹介させていただきます。
状態が悪い歯はすぐにでも抜いてインプラントをする…というような考え方もありそれが全て悪というわけでもないですが、当院ではできる限りご自分の歯を保存する治療を行うため、抜歯することになる歯は、骨が溶けておりすぐにはインプラント治療ができない歯が多いです。

そのためまずは人工骨を用いて骨量を増加させた上で、インプラント治療を行います。

 

左下の奥歯は歯周病が進行し、腫れて痛くて噛めない状態でした。

止むを得ず抜歯をすると、歯にはびっしりと歯石が付着しており、骨も溶けてすぐ抜ける状態でした。

抜歯後の治療法をご説明したところ、インプラント治療を選択されたため、CT撮影を行いました。

すると、このように大きな穴が空いている状態で、とてもこのままインプラントを埋入することはできませんでした。

そこで人工骨を用いて骨量を増加させる手術を行い、口腔内で見ても、抜歯後のえぐれた状態が改善しているのが確認できます。

ここまで骨ができると、その後は通常通りインプラント手術を行うことができます。

その後はインプラントと骨が結合するのを待ち、型取りを行い、被せ物を装着しました。

術前と術後の比較写真です。見た目も綺麗になり、しっかりと噛めるようになり、大変喜んでいただけました!

痛みや腫れもそれほどなく、「やる前は怖かったけど、やってみたら大したことなかった」と多くの方から言われます。

治療期間や費用はその歯の状態によって大きく変わるため、検査をご希望の方はお気軽にご連絡ください!

 

にしおか歯科医院

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