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2024.04.16

マウスピース矯正②

以前に引き続き、今回もマウスピースを用いた症例の治療結果をご紹介したいと思います。

マウスピース矯正に関する情報は、以前の記事でご紹介しているため、こちらをご参照ください。

※現在無料診断は終了しました

マウスピース矯正無料診断

基本的にマウスピース矯正で動かすのは前歯になりますが、多少であれば奥歯も動かすことができます。
そのため、前歯の見た目の改善が主な目的で治療を行いましたが、同時に噛み合わせも改善された症例をご紹介します。

 

口腔内スキャナーで型取りを行い、コンピューターでシュミレーション診断後、マウスピース矯正を行いました。

 

 

前歯の見た目が劇的に改善されたことはもちろんですが、奥歯の噛み合わせも特に右側が改善されて、よりしっかり噛むことができています!

結果的に治療は8回(約8ヶ月)で終了しています。

治療費の総額は、診断料5,000円、上のみの矯正治療8回300,000円、保定装置30,000円で、計335,000円(全て税別)でした。

矯正希望の方はまずお口の状態を見させていただき、矯正が可能であれば5000円で診断後、治療期間と費用の提示を行い、同意が得られれば治療開始という流れになります。

※治療費は2024年4月現在の価格です。今後予告なく価格変更が行われる可能性があります。

※当院ではより難易度の高い症例に対し、インビザライン矯正も導入しています。費用などが異なりますので、インビザラインに関しては後日またご紹介したいと思います。

相談のみは保険診療の範囲内で行えますので、歯並びが気になる方はぜひ一度ご相談ください!

2023.11.05

歯周病や虫歯で歯がボロボロになってしまった方へ

今回は虫歯や歯周病で歯がボロボロになってしまった時の治療について書きたいと思います。

 

大人の歯は全部で28〜32本あります。また、虫歯や歯周病が進行すると痛みが出ますが、そのまま薬などを飲んでやり過ごしているとある日突然痛くなくなることがあります。

しかしそれは治ったのではなく、神経が死んだり、膿が出ることで痛みが引いただけで、根本的な解決にはなっていません。

歯の怖いところは、自然には治らないこと、他にもたくさん歯があるので2〜3本なくなっても噛めること、進行が遅いので本人も徐々に慣れてしまうことなどが挙げられます。

 

しかし、いよいよ前歯だけになったりして噛めなくなってから歯医者さんに行っても取れる手段は限られます。

そのため、なるべく早く受診していただきたいのですが、日常生活で忙しく、なかなか治療に通えなかった方も多いと思いますので、今回は他の歯医者さんでもう手遅れと言われてしまったような場合の治療について取り上げます。

 

当院ではなるべくご自分の歯で噛んでいただきたいため、なるべく抜かない治療を心がけていますが、抜かないとどうしようもない状態があるのも事実です。

そのため、どうしても抜かないといけない歯は抜歯して、それ以外の歯をできるだけ残す、という方向で治療を行います。

 

①保険の入れ歯で治療

最初の方は奥歯は虫歯で根っこだけの状態、残りの前歯も虫歯が進行し、黒く透けて見える状態でした。

 この場合、根っこだけの歯は抜歯して残りの歯は虫歯の治療をしてなんとか保存し、保険の入れ歯を入れて奥歯で噛めるようにしています。

入れ歯は初めてでしたが、奥歯で物が噛めるようになったため喜んでいただき、今の所残りの歯も機能しています。

 

②ノンメタルクラスプデンチャー(保険外)で治療

しかし、全て保険診療ですと入れ歯の金具がどうしても見えてしまいます。

次の方は奥歯が歯周病で骨がなくなり、噛めなくなってしまいました。

やはり奥歯は抜歯するしかなかったのですが、金具を使わない保険外の入れ歯を選択していただき、見た目も綺麗に噛めるようになっています!

 

 

③金属床義歯(保険外)で治療

最後に、男性の方は一般的に女性よりも噛む力が強く、ノンメタルクラスプデンチャーは全てプラスチック製のため男性には強度面でやや不安があります。

そこでオススメなのが薄い金属を補強に使い、違和感も少なく、しっかりと噛める金属床義歯です。

 

上の歯は歯周病が進行しすぎており、残すことができなかったため、一部抜歯をしてまずこのような仮の入れ歯を使っていただき、傷口が綺麗に治ってから金属床義歯を作成しました!

下の歯も重度歯周病でしたが、こちらは歯周病治療でなんとか保存しています。

 

さらに矯正やインプラントを用いればより綺麗に、よりしっかりと噛むことができますが、外科的侵襲を伴い、費用も高額にはなってしまいます。

このように重度の虫歯や歯周病になっても治療期間や費用を相談して取れる治療方法は様々です。

まずはこのような状態になった事情がそれぞれあると思いますので、お話を伺ってご希望を聞きながら治療プランを決定していきます。

また、このように包括的な全顎治療が必要になると一人の歯科医師ができる範囲にはどうしても限界があります。

単純な虫歯治療・歯周病治療に加えて、歯がないところに歯を作る補綴治療(ブリッジ・入れ歯・インプラントなど)、骨が溶けたところに骨を再生する歯周病の再生療法、噛み合わせや歯並びを改善する矯正治療・顎関節症の治療など様々な治療が必要です。

一人の歯科医師でもそれなりには治療できますが、当院では3人の常勤歯科医師と1人の非常勤歯科医師が連携することで全ての分野の治療を高いレベルで行うことが可能となります。

さらに、人間の力にも限界がありますが、当院では最先端の精密機器を多数導入しており、人間の力よりも機器の力の方が優れている分野には、積極的に精密機器を使用しています。

三次元立体画像撮影装置CT・歯科用顕微鏡マイクロスコープ・歯科用レーザー機器・2台の口腔内スキャナ・コンピューターが歯を作ってくれるCAD/CAMシステムなど多数の精密機器を取り揃えています。

やはり皆さんこのような状態になると歯の大切さを認識されるのですが、ここまで進行してからだとどうしても治療方法は限られます。そのため、早め早めの検診が必要です!!

当院では、その方に応じたできる限りの治療をいたします。歯のことが気になってきた方はご連絡ください!

 

092−807−3748

LINEからのお問い合わせも随時受け付けております!

 

2023.05.14

スポーツ用マウスピース

最近入学後の時期ということもあり、九州大学の学生さんから「スポーツ用のマウスピースは作れますか?」というお問い合わせを複数いただいたので、ブログでご紹介したいと思います。

スポーツ用マウスピースには、
①衝撃からの外傷予防を目的とした口腔内を守るプロテクター
②マウスピースを着用することで約20%パワーがアップし、パフォーマンスを向上させる
という2つの効果があり、コンタクトスポーツをされる方に特にお勧めとなります。
市販のマウスガードもありますが、こちらは安価で手軽に使えるのが大きな利点です。しかし適合が悪く、異物感、発音障害、呼吸障害などが起こりやすいため使用感はあまりよくありません。
一方当院で作製するマウスピースは型取りをしてお口の状態にあったものをお作りするため、使いやすいものになります。
当院で作製しているスポーツ用マウスピースは大きく分けて2種類あります。
①通常のスポーツ用マウスピース(約3千円)
こちらは型取りをして、模型上で作製します。基本的に調整などは行いませんので、衝撃からの外傷予防を目的とした口腔内を守るプロテクターとしてお使いいただきます。
また、透明なものでのみの作製となり、色は選べません。
②カスタムメイドマウスピース(約1万円)
このマウスピースは、日本スポーツ歯科医学会が提唱する標準的で適切に製作されたマウスガードのコンセンサスに則って製作を行います。
なお、スポーツ競技別マウスガードの取り決めに関しては下記をご参照ください。
sports_mg.pdf (kokuhoken.net)
製作方法ですが、まずレントゲンで顎関節や嚙み合わせの状態を確認してから型取りを行います。
作製後は口腔内で嚙み合わせの調整を行い、パフォーマンスアップの効果が期待できます。
色もサンプルの中から選んでいただけますが、色によって金額が多少変わります。
また、作成後のお手入れも重要です。
使用後は基本的に水洗していただき、時々マウスピース専用の洗浄剤を使用していただくとより衛生的です。
また乾燥状態で通気性の良いケースで保管しておくといいでしょう
マウスピースは熱で変形することがあるため、高温の場所は避けていただきたいです。
マウスピースは消耗品です。大切に使っていただくとより長く使えますが、それでも嚙む力が強い方は数か月で破れることがあります。
逆に、それだけ強い力から歯を守ってくれているということでもありますので、スポーツをされている方やジムに通っている方などはぜひ作製をご検討ください!
2023.01.28

前歯のセラミック治療

上の前歯は一番目立つところであるため、皆さんも歯の中で一番気になるところではないかと思います。

通常は色が気になる場合はホワイトニングを行いますが、それだけではどうしても改善しない場合や、後戻りが気になる場合はセラミックの被せ物をして改善する方法があります。

それでは、実際の症例でご説明します。

 

この方は、色々気になることがあり来院されましたが、虫歯と歯周病があったため、まずはそちらの治療を完了しました。

虫歯の治療は終了しましたが、歯の色や歯並びが気になるということでしたので、セラミックの説明を行い、同意が得られたため治療を行いました。

前歯4本を削ってプラスチックの仮歯を装着し、この状態で歯の長さや出具合を確認していただき、大体の形が決まってから型取りを行います。

当院では、最新の口腔内スキャナーを用いたデジタル印象を行っており、患者さんの口腔内と仮歯の状態をスキャンして画像を読み込み、その画像を重ね合わせて、専門の技工士さんに作成していただきます。

セラミック装着後の写真です。

見た目の改善はもちろんですが、歯並びも同時に改善されました!

今回は1本のみ神経を除去し、3本は神経を保存して治療を行いました。

神経の処置も含めて、治療回数は8回です。

神経を残せるかどうかは、歯を削る量や、年齢によっても変わります。

今回のように神経を多く残せた場合は歯の寿命に影響は少ないと考えますが、やはり神経を取ってしまうと一般的に歯の寿命は短くなってしまいます。

そのため、セラミックの被せ物を行う場合には、事前によく相談し、メリットデメリットを比較して治療を行うか決めていただく必要があります。

セラミック治療が適応になるかどうかはケースバイケースですので、まずは一度ご相談ください!

にしおか歯科医院

092-807-3748

2022.10.16

九州デンタルショー

先日は土曜日の午後を休診とさせていただき、スタッフと共に九州デンタルショーに参加してきました!

 

ここでは年に1回様々な歯科関連のメーカーさんが集まり、最新の歯科材料を紹介してもらえます!
コロナ禍もあり、ここ2年間は開催されていなかったので久しぶりの開催でした。
歯科医師、歯科衛生士、歯科助手、受付それぞれ興味がある分野に関する最新情報を聞いたり、最新機器を紹介してもらい、とても有意義な時間を過ごせたと思います!

 

歯科衛生士は特にメインテナンスに関する講演を聞いたようで、『患者さんのセルフケア』の大切さを再認したスタッフが多かった様です。
365日(計8760時間)において自分達がメインテナンスに関われる時間はごく数時間(3ヶ月ごとのメインテナンス来院の方なら4時間程度)。いかに患者さんがご家庭でセルフケアをしっかり行えるかがとても大事ということを感じたそうです。
『どうすれば患者さんがセルフケアがしやすくなるか、頑張ってもらえるようにアドバイスできるか…』担当患者さんの顔を思い浮かべながら、明日からの診療への志を新たにしたのではないでしょうか。

 

歯科材料のブースでは、現在当院で使用している器具の新情報や新しく発売される器具がないか説明を聞きました。
現在当院においている清掃器具のラインナップに、『ブリッジを装着している患者さんや、ご高齢で器用にフロスを使うことが難しい方』にオススメできるものが足りないと感じているスタッフが多かったのですが、今回、簡単に口腔内清掃で使えるような補助器具があったそうで、導入の検討をしたいと話しているところです。
その他、患者さんにオススメできる情報や清掃器具は是非ご紹介していきたいと思います!

 

受付・助手スタッフは患者さんが快適に院内で過ごすためという視点でデンタルショーを回っていました。受付スタッフは特に最近導入した新しい予約システムに関する説明を受けており、患者さんが予約を取りやすくなるためのシステム作りを目指しているところです。患者さんにとって有益なものを取り入れ、還元していきたいと思います!


追記
すぐにでも導入できることや、なかなか叶わないこともありますが、スタッフ皆が患者さんのためを思って半日を過ごしてくれたこと、今後の展望を考えレポートにまとめてくれたことをうれしく思った日になりました。日頃頑張ってくれているスタッフ皆に感謝です!!

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