歯科コラム

2025.07.12

歯医者のクリーニングの頻度はどのくらい?

著者:医療法人鳳歯会にしおか歯科医院

「歯医者のクリーニングって本当に必要なのか」「保険と自費の違いがよく分からない」「そもそもどれくらいの頻度で通えばいいの」そんな疑問や不安を感じていませんか。

実は、歯科の定期的なクリーニングは虫歯や歯周病の予防だけでなく、口臭や着色汚れの除去にも大きな効果があります。特に歯石やプラークは歯周病の原因として知られ、放置すると治療に時間も費用もかかってしまうことも。

この記事を読み進めていただくと、口腔の健康を維持するために何が必要で、どんな医院を選ぶべきかが明確になります。知らないまま通院を後回しにしていたら、結果的に大きな出費や痛みを招くことも。後悔しない選択をするために、今すぐこの記事でクリーニングの正しい知識を身につけましょう。

安心と信頼の歯医者 – 医療法人鳳歯会にしおか歯科医院

医療法人鳳歯会にしおか歯科医院では、患者さま一人ひとりに寄り添い、安心して任せられる歯医者として地域の方々より信頼をいただいております。一般歯科をはじめ、小児歯科、歯周病治療、矯正歯科、インプラント、審美歯科、ホワイトニング、訪問歯科まで幅広く対応いたします。全室個室の診療室やメンテナンス専用ルームを完備し、リラックスできる環境を整えております。予防を重視し、お口の健康を長く維持できるようサポートいたします。

医療法人鳳歯会にしおか歯科医院
医療法人鳳歯会にしおか歯科医院
住所 〒819-0380福岡県福岡市西区田尻東1-15-9
電話 092-807-3748

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歯医者のクリーニングとは?

歯のクリーニングは、虫歯や歯周病を予防するために非常に重要なケア方法です。毎日の歯磨きでは取りきれない歯垢や歯石、着色汚れを歯科医院で専門的に除去することで、口内環境の健康維持と美しさの両方を保てます。歯垢は時間が経つと硬化し、歯石になりますが、これは家庭でのブラッシングでは除去できません。歯石が歯茎に溜まると歯周病の原因となり、進行すると歯を支える骨が溶けてしまうこともあります。

さらに、クリーニングではタバコのヤニやコーヒー・紅茶などによる着色汚れも除去できるため、見た目の改善にもつながります。特に、笑ったときに見える前歯の表面がきれいになることで、清潔感が増し、印象が大きく変わるというメリットもあります。日常のセルフケアだけでは補えない部分を、歯科医院でのクリーニングで補うことで、より高い口腔ケア効果を得ることができます。

歯のクリーニングによって期待できる主な効果

  • 虫歯・歯周病予防
    歯垢や歯石を除去することで、細菌の繁殖を抑え、虫歯や歯周病の進行を予防します。
  • 口臭予防
    口腔内の清掃により、臭いの原因となる物質を取り除き、口臭の改善が期待できます。
  • 歯の白さと見た目の改善
    着色汚れを取り除くことで、歯本来の自然な白さを取り戻し、審美的な印象を向上させます。
  • 全身疾患のリスク低減
    歯周病菌のコントロールによって、糖尿病や心疾患など全身の健康リスクを軽減します。
  • セルフケアの補完
    自宅でのブラッシングでは届かない部位まで徹底的に清掃することで、口内全体の衛生状態が向上します。

クリーニングとホワイトニングの違いとは?

クリーニングとホワイトニングはどちらも歯をきれいにする施術ですが、目的や方法が大きく異なります。クリーニングはあくまで「汚れを取り除いて歯本来の白さを取り戻す」ものであり、歯石やプラーク、表面の着色を除去することが目的です。専用の機械やブラシを使って物理的に汚れを取り除く方法で、歯の健康維持を目的としています。

一方、ホワイトニングは「歯そのものを漂白して白くする」美容目的の施術です。薬剤(過酸化水素など)を使って歯の色素を分解し、人工的に歯を白くします。ホワイトニングは基本的に保険適用外の自費診療となり、施術前に虫歯や歯周病があると対応できない場合もあります。また、ホワイトニングを行う前にクリーニングを行うことで、薬剤の浸透がよくなり、仕上がりの効果が高まることが多いです。

項目 クリーニング ホワイトニング
目的 歯垢・歯石・着色汚れの除去 歯自体を薬剤で漂白し、人工的に白くする
方法 専用機器で物理的に汚れを除去 専用薬剤で歯の色素を分解
効果 歯の健康維持・自然な白さの回復 美容的な白さの実現
保険適用 一部あり(検査・スケーリング等) なし(全額自己負担)
所要時間・回数 1回30〜45分/年2~3回程度が目安 1回60分程度/複数回の継続が推奨される場合がある

このように、クリーニングとホワイトニングは目的も手段も違うため、どちらを希望するかは歯の状態と目的に応じて選択することが重要です。

歯医者でのクリーニングは保険適用される?

保険が適用されるケースと自費となるケース

歯のクリーニングには保険が適用されるケースと自費となるケースがあります。保険が適用されるのは、歯周病治療を目的としたスケーリングや歯周検査などで、これには一定の条件があります。具体的には、歯周ポケットの測定や歯石除去、口腔内のチェックなどが含まれており、初診・再診の点数によって計算されます。

一方、保険適用されないのが、PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)です。PMTCは自費診療として扱われ、歯の表面の研磨やジェット噴射での清掃、フッ素塗布など、予防と審美を兼ねた内容が中心です。自費である分、より高い清掃効果と快適性を得られるのが特徴です。

区分 保険診療 自費診療(PMTCなど)
適用条件 歯周病治療目的での歯石除去・検査 審美目的、予防目的、希望による選択
含まれる処置 歯周検査、スケーリング 歯面研磨、フッ素塗布、ジェット清掃など
頻度制限 約3ヶ月に1回(定期検査・保険適用条件に基づく) 医院と相談の上、制限なく受診可能

現在では、保険と自費を組み合わせて希望に応じたクリーニングを提供している歯科医院も増えています。まずは保険診療でのクリーニングを受け、さらに美しさや徹底ケアを希望する場合にはPMTCを追加するという選択肢も有効です。正確な費用や内容については、事前に歯科医院での説明をしっかりと受けて納得してから施術を受けることが大切です。

歯医者で受けられる口腔内検査やクリーニングの内容

検査(歯周ポケット・歯石・虫歯チェック)

歯科クリーニングは、いきなり施術を始めるのではなく、まず最初に精密な口腔内検査からスタートします。この検査では、歯周ポケットの深さを測定し、歯周病の進行度合いや歯石の付着状況、虫歯の有無などを丁寧に確認します。歯周ポケットとは、歯と歯茎の間にできる溝のことで、健康な状態では浅く、炎症が進行すると深くなるため、歯周病の重要な指標となります。

さらに、歯の表面だけでなく、歯と歯の間や歯茎の内側など、日常のブラッシングでは届きにくい部分までチェックを行い、問題があれば事前に対応方法を提案します。虫歯がある場合には、クリーニング後の治療計画に組み込まれるため、患者にとっても安心です。こうした検査工程を経ることで、より安全かつ的確なクリーニングが実現されるのです。

検査項目

歯周ポケット測定
歯と歯茎のすき間の深さを測定することで、歯周病の進行度を正確に把握します。

歯石チェック
歯の表面や裏面に付着した歯石の量や位置を確認し、クリーニングの対象箇所を明確にします。

虫歯の有無
目立たない場所や歯と歯の間も丁寧に確認し、小さな虫歯も見逃さずに発見します。

噛み合わせの状態
歯列や噛み合わせの乱れが原因で汚れが溜まりやすい箇所を特定し、重点的なケアにつなげます。

粘膜・舌・顎関節
口腔内全体の健康状態を確認し、クリーニング中の異常やトラブルの予防に役立てます。

ブラッシング指導(TBI)

クリーニングの効果を長続きさせるためには、正しいブラッシング方法を身につけることが欠かせません。そのため、歯科医院ではTBI(トゥース・ブラッシング・インストラクション)と呼ばれるブラッシング指導を行います。

この指導では、患者の歯並びや磨き癖を見ながら、最も効果的な歯ブラシの選び方、毛先の当て方、力加減、動かし方などを実演を交えて説明してもらえます。例えば、歯と歯茎の境目に45度の角度でブラシを当てるバス法や、歯間部に特化したワンタフトブラシの使用方法など、実践的で再現性の高いテクニックが学べます。こうした指導を受けることで、家庭でのセルフケアの質が大きく向上し、再発防止や効果的な予防につながります。

ブラッシング指導項目

歯ブラシの選び方
毛の硬さやヘッドの大きさ、グリップ感などを、個々の口腔状態に合わせて選ぶ方法を指導します。

正しい当て方
歯と歯茎の境目、奥歯の裏側など磨き残しやすい箇所へのブラシの当て方を丁寧に教えます。

力加減と磨く時間
歯茎が下がる原因となる強すぎるブラッシングを避けるための力加減と、効果的な磨き時間の目安を示します。

補助用具の活用
デンタルフロスや歯間ブラシなどの使い方、使うタイミング、理想的な頻度などを具体的に指導します。

習慣化のコツ
継続しやすい習慣づくりとして、アプリの活用や磨いた記録の方法などモチベーションを維持する工夫も紹介します。

スケーリング(歯石除去)とPMTCの違い

スケーリングとPMTCは、いずれも歯の表面を清潔にする処置ですが、目的や内容、保険適用の可否に違いがあります。スケーリングは主に歯周病治療として行われる処置で、超音波スケーラーや手用スケーラーを用いて歯石やプラークを除去します。

この処置は保険適用の対象となり、3か月に1度程度の頻度で行うことができます。一方、PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)は自費診療で行われることが多く、専用機器を使って歯面の研磨、汚れの除去、薬剤の塗布までを総合的に行います。スケーリングが「治療目的」なのに対し、PMTCは「予防と審美目的」であり、仕上がりの美しさや快適性の高さが特長です。

スケーリングとPMTCの違い

目的
スケーリングは歯周病や歯石の除去を目的とした治療行為であり、PMTCは着色汚れやバイオフィルムの除去を目的とする予防や審美ケアです。

実施内容
スケーリングでは超音波スケーラーや手用スケーラーを使い、歯の表面に付着した歯石を徹底的に除去します。一方、PMTCは専用の機械を使って歯面の研磨、洗浄、仕上げのコーティングまで丁寧に施術します。

保険適用
スケーリングは治療行為であるため保険が適用されますが、PMTCは予防や審美目的のため自費診療となります。

所要時間
スケーリングはおおよそ30分程度で完了しますが、PMTCは内容が多岐にわたるため約40分から60分かかります。

推奨頻度
スケーリングは一般的に約3か月に1回が目安とされますが、PMTCは目的に応じて月1回から3か月に1回程度が推奨されます。

仕上げ研磨・フッ素塗布の工程

クリーニングの最終段階では、仕上げ研磨とフッ素塗布が行われます。仕上げ研磨では、微細な研磨剤とラバーカップを使って歯の表面をなめらかに整え、再度の着色やプラークの付着を防ぎます。表面がツルツルになることで、細菌や汚れが付きにくくなり、口内の清潔が長期間保たれるようになります。その後に行うフッ素塗布では、歯の表面に高濃度のフッ素を塗布し、エナメル質の再石灰化を促進します。これにより、初期虫歯の進行を抑制し、酸への耐性を高めることができます。子どもから大人まで有効な処置であり、むし歯予防において高い効果が期待されます。

仕上げ研磨とフッ素塗布の工程

研磨処置
ラバーカップと専用の研磨剤を使用し、歯の表面をなめらかに整えることで、汚れの再付着を防ぎます。

フッ素塗布
高濃度のフッ素を歯面に塗布することで、エナメル質を強化し、再石灰化を促進する効果があります。

虫歯リスク軽減
フッ素の働きにより歯が酸に強くなり、初期の虫歯の進行を抑える効果が期待できます。

審美性の向上
研磨によって歯の表面にツヤと輝きが出るため、見た目が美しくなり、清潔感のある印象になります。

効果持続期間
効果はおおよそ3か月程度持続するとされ、生活習慣によって差があるため、定期的な再塗布が推奨されます。

このように、歯科医院で受けられるクリーニングの内容は、検査から指導、施術、仕上げまで一貫して計画的に行われています。それぞれの工程が明確な目的と効果を持っているため、単なる「お掃除」ではなく、健康と美しさを維持するための大切な医療行為であることが分かります。口腔内の状態に合わせて適切な処置を受けることが、長期的な予防と満足度の高いケアへとつながっていきます。

まとめ

歯医者で受けられるクリーニングは、単なる歯の掃除ではなく、虫歯や歯周病の予防、歯石や着色の除去、さらには口臭の改善や口腔全体の健康維持に欠かせない重要な処置です。とくに、歯垢が硬化してできる歯石はセルフケアでは除去できず、放置すると歯茎の炎症や歯のグラつきといったトラブルに発展することがあります。現在、成人の約8割が歯周病もしくはその予備軍とされており、早期の対応が必要です。

クリーニングの頻度は、健康な方で年2回から3回、歯周病の既往歴がある方や喫煙者、着色汚れが気になる方であれば月1回など、口腔内の状態に応じて柔軟に通院計画を立てることが推奨されています。また、保険診療ではスケーリングや歯周検査がカバーされる一方で、PMTCなどの審美目的や予防的処置は自費診療となる点も押さえておきたいポイントです。クリーニング前には歯科医による検査が行われ、口腔内の問題を正確に把握したうえで適切な施術内容を提案してもらえるので、安心して受診することができます。

「想定外の費用がかかるのではないか」「本当に効果があるのか」といった不安をお持ちの方もいるかもしれませんが、適切なクリーニングを定期的に受けることで、将来的な高額治療や抜歯のリスクを避けることができるという点では、大きな損失回避につながります。歯医者でのクリーニングは、見た目の清潔感だけでなく、全身の健康を守るための第一歩でもあります。

今の自分にとって最適な頻度と施術内容を知るためにも、まずは信頼できる歯科医院で相談してみてください。口腔の状態を見極め、必要なケアを知ることが、健康な生活を長く続けるための確かな一歩となるはずです。

安心と信頼の歯医者 – 医療法人鳳歯会にしおか歯科医院

医療法人鳳歯会にしおか歯科医院では、患者さま一人ひとりに寄り添い、安心して任せられる歯医者として地域の方々より信頼をいただいております。一般歯科をはじめ、小児歯科、歯周病治療、矯正歯科、インプラント、審美歯科、ホワイトニング、訪問歯科まで幅広く対応いたします。全室個室の診療室やメンテナンス専用ルームを完備し、リラックスできる環境を整えております。予防を重視し、お口の健康を長く維持できるようサポートいたします。

医療法人鳳歯会にしおか歯科医院
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住所 〒819-0380福岡県福岡市西区田尻東1-15-9
電話 092-807-3748

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よくある質問

Q.歯石や着色の汚れが気になります。1回のクリーニングでどこまで除去できますか?
A.1回の歯医者でのクリーニングでも歯石や着色汚れの多くは除去可能ですが、汚れの範囲や蓄積年数により施術効果は異なります。とくに歯石はバイオフィルムが固まり形成されているため、専用器具でのスケーリングが必要です。着色汚れについては、タバコやコーヒーなどによるステインが多い場合、PMTCやエアフローを併用して対応することもあります。除去の程度を最大限に高めるには定期的な通院とセルフケアの見直しも大切です。

Q.クリーニングはどれくらいの頻度で通うのが理想ですか?月1回でも通うべきでしょうか?
A.クリーニングの頻度は個々の口腔状態によって変わりますが、健常者であれば年2回から3回程度が一般的とされています。一方、歯周病の既往がある方や喫煙者、着色リスクが高い方は月1回の通院が推奨されることもあります。実際、歯科医院ではリスクに応じた通院計画を立てるケースが多く、患者一人ひとりの状況に応じて最適な頻度を見極めることが重要です。頻度を上げることで口腔環境の悪化を防ぎ、将来的な治療費の節約にもつながります。

Q.歯医者のクリーニングは痛みがありますか?知覚過敏でも受けられますか?
A.通常のクリーニングで強い痛みを感じることは少ないですが、歯石が多く付着していたり、歯周病が進行している場合は処置中に一時的な違和感や軽い痛みを感じることがあります。とくに知覚過敏の方は歯の表面に刺激が伝わりやすくなっているため、事前に歯科医師に相談することで麻酔や冷却スプレーなどの対応が可能です。施術後に一時的な歯茎の出血やしみる感覚がある場合もありますが、ほとんどは数日で治まります。定期的な施術により症状は軽減されることが多いです。

医院概要

医院名・・・医療法人鳳歯会にしおか歯科医院
所在地・・・〒819-0380 福岡県福岡市西区田尻東1-15-9
電話番号・・・092-807-3748

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